中間管理職の「めんどう」な時を乗り越えるコツ

管理職、それも 中間管理職 をやっていると、正直「めんどうだな」と思う瞬間が多くありませんか?
上からは「もっと結果を出せ」、下からは「指示がわかりづらい」なんて言われ、板挟み状態で疲れる日々…。
そんな時、僕は 「あえて自意識過剰になる」 ことで、自分を奮い立たせています。

この記事では、

  • 自意識過剰が生まれる心理メカニズム
  • 良い自意識過剰と悪い自意識過剰の違い
  • コントロールする方法
    を深掘りしながら、管理職が「めんどうな状況」をうまく乗り越えるヒントをお届けします。

1. あえて自意識過剰モードに持っていく

まず、僕が意識している考え方です。
「この役割、今の環境でできるのは自分しかいない」
「こんな面倒な仕事、引き受けられるのは自分だけだ」
…と 自分にしかできない役割 だとあえて思い込むのです。

この 「ポジティブな自意識過剰」 によって、自然と 「やる気スイッチ」 が入ります。
「この経験が自分の成長につながる」と考えることで、前向きな気持ちで仕事に向かうことができるんです。


2. 自意識過剰とは?

「自意識過剰」とは、 自分に対する他人の視線や評価を必要以上に意識してしまう心理状態 のことです。

自意識過剰の2つの側面

  • ポジティブな自意識過剰
    「自分はもっとやれる」「自分にしかできない」と自信や責任感につながる。
  • ネガティブな自意識過剰
    「他人がどう思うか」が気になりすぎてストレスになったり、自己否定に走ってしまう。

なぜ自意識過剰になるのか?

自意識過剰には、心理学的に 「スポットライト効果」 が関係しています。

  • スポットライト効果:自分の行動やミスを他人が注目していると思い込んでしまう現象。

しかし、現実は違います。
他人は 自分が思うほど他人の行動に関心がない ことがほとんどです。
管理職や中間管理職の立場にあると、 「役割意識」 が強くなり、自然と過剰に自意識が働いてしまうことが多いのです。


3. 自意識過剰のメリットとデメリット

メリット:ポジティブに作用すれば成長の原動力に

  • 責任感が生まれる:自分にしかできない仕事だと思えば、前向きな姿勢になる。
  • 自己成長につながる:「もっと成長したい」という意識が仕事の質を高める。
  • やる気が出る:「この仕事をやるのは自分だ!」という思い込みが困難を乗り越える力になる。

デメリット:ネガティブに作用するとストレスの原因に

  • 完璧主義に陥りやすい:「もっとやれるはず」と自分に過剰な期待をしてしまう。
  • 自己否定の悪循環:成果が出ないと自分を責め、ストレスを増大させる。
  • 他人の目を気にしすぎる:周囲の評価に振り回され、メンタルが不安定になる。

4. 自意識過剰をコントロールする3つの方法

① 視点を外に向ける

「自分がどう見られるか」ではなく、「相手やチームに何を提供できるか」に意識をシフトします。
:「この仕事を通じてチームの成果につながればOK」と考える。

② 7割主義で完璧を目指さない

「100点満点」を目指すと自分にプレッシャーをかけすぎます。
「7割で十分!」 という気持ちで取り組むことで、心の余裕が生まれます。
「まぁいっか」と軽く受け流すことで、ストレスを回避できます。

③ 自分の強みにフォーカスする

「苦手なこと」や「できないこと」に悩まず、自分の得意分野に集中しましょう。
自分が貢献できるポイントを見つけ、 「自分の強み」 を最大限に活かすことで余裕が生まれます。


5. まとめ:程よい自意識過剰で成長する

管理職として「面倒だな」「きついな」と感じる瞬間は誰にでもあります。
そんな時こそ、 程よい自意識過剰 をうまく使ってみてください。
「この仕事は自分しかできない」
「この経験が自分を成長させる」
と自分に言い聞かせることで、前向きな力が湧いてきます。

ただし、 バランスが大事 です。
完璧を目指さず、 「まぁいっか」 の精神を忘れずに。
自分に余裕を持ちながら、ポジティブな自意識過剰で仕事も成長も楽しんでいきましょう!


皆さんはどうでしょうか?

  • 「自意識過剰でやる気スイッチを入れるタイプ」
  • 「気楽にまぁいっかでストレスを回避するタイプ」

コメント欄で、あなたの経験や意見も教えてください!
自分らしく、自意識過剰をうまくコントロールしていきましょう

判断力を磨くには?「スピード感」とリスク管理の重要性

管理職として、日々何かを「判断」することが仕事の一つですよね。
小さなことから大きなことまで、次々に決断を迫られる。

でも、判断に関してこんな悩みを感じたことはありませんか?

  • 「間違ったらどうしよう…」
  • 「もっと時間をかければ正しい答えに辿り着けるはず…」

私自身、管理職として多くの判断をしてきました。振り返ると、判断で失敗したことも少なくありません。しかし、その経験を通じて気づいたことがあります。

それは…
判断に時間をかけすぎることが、結果的に間違いになることもあるということです。


スピード感を持った判断の大切さ

特に、時間をかけたからといって必ず正解に辿り着くわけではない問題の場合、スピード感が重要になります。

例えばこんなケースを考えてみてください:

  • 判断が遅れた結果、チャンスを逃してしまった
  • チームの進行が止まり、メンバーのモチベーションが下がった

これでは、どれほど正確な判断をしても遅すぎますよね。

そこで大事なのが、間違っても良いから早く判断することです。
判断が間違っていた場合でも、早く修正すれば結果的に全体の進行はスムーズになります。この「スピード感」が、私が日々意識している判断力の一つのポイントです。


任せる判断が育てるもの

管理職の仕事は、自分で判断をすることだけではありません。時には、スタッフに判断を「任せる」ことも重要です。

なぜなら、任せることで彼ら自身の成長を促せるからです。
もちろん、任せた結果、間違った判断が下されることもあります。しかしその場合は、「任せる」という判断をした自分の責任として受け止めます。

大切なのは、判断を任せることでスタッフが失敗から学び、次に活かせる力をつけること。そのプロセスが、組織全体の成長にも繋がります。


リスク管理という視点

スピード感だけでなく、リスク管理の視点も欠かせません。
判断には必ずリスクが伴います。

  • リスクを無視して判断を急ぐと、大きな失敗に繋がる可能性がある
  • リスクを恐れすぎて判断を遅らせると、別のチャンスを失うこともある

ここで重要なのは、全てのリスクを排除しようとするのではなく、「どのリスクなら受け入れられるか」を見極めることです。
例えば、短期的にはコストがかかるけれど、長期的には大きなリターンが期待できる選択肢があるとします。この場合、短期的なリスクを受け入れる判断をすることで、結果的にプラスに働くことも多いのです。

リスクを的確に捉えながらスピード感を持つこと。このバランスが、管理職としての判断力を一層高めてくれます。


柔軟性と感情のコントロールも判断力の一部

判断を一度下した後、それが状況の変化に伴って適切でなくなることもあります。その場合、柔軟に判断を見直す力が求められます。

「一度決めたことだから」と固執するのではなく、チームや環境にとって最善の道を再考すること。これもまた、判断力の重要な一部です。

また、感情のコントロールも忘れてはいけません。

  • 怒りや焦りに流されない冷静さ
  • チームメンバーの気持ちに共感する姿勢

これらが、判断の正確さやスピードだけでは解決できない部分を補い、チームの信頼を得る力になるのではないでしょうか。


判断力は「経験」から磨かれる

判断力は、生まれつき備わっているものではありません。むしろ、失敗を含む経験の積み重ねから生まれます。

  • 過去にどんな判断をして、どのような結果を招いたのか
  • 他のリーダーの判断を観察し、自分なりに分析する

これらを繰り返すことで、判断力は徐々に磨かれていきます。


まとめ:判断力を磨く5つのポイント

  1. スピード感:間違いを恐れず、早く判断する。修正すれば良いと考える。
  2. 任せる力:スタッフに判断を任せ、成長の機会を提供する。
  3. リスク管理:リスクを見極め、受け入れるべきリスクを選択する。
  4. 柔軟性:状況の変化に応じて判断を見直す力を持つ。
  5. 経験から学ぶ:過去の成功と失敗を振り返り、次に活かす。

管理職の判断力は、これらの要素をバランスよく鍛えることで成長していきます。
みなさんの「判断力」をさらに磨くヒントになれば嬉しいです!

共感?同調?

それって共感じゃなくて同調かもしれません。

共感のつもりが同調になると危険な時があります。

共感は感情に、同調は意見や考えに焦点を当てます。

だから

何か相談を受けたとき同調してしまうと

「同じ意見や考えだ」

「この意見が通った」

と勘違いされてしまうことがあります。

結果

「私は正しい」なんてことになる

管理職の自分としてはただ共感しているつもりでも・・・

例をあげると

何かトラブルが起きた時にヒアリングしている場面で

相手「〜があって腹が立ったんですよ!」

同調の場合

私「そんなことがあったら腹立つよね」

共感の場合

私「そんなことがあって腹が立ったんですね」

という感じでだいぶ印象が異なります。

もし自分が相手の立場なら

同調の場合は自分は間違っていないと思うかもしれない

共感の場合なら自分を俯瞰してみれるかもしれない

同調と共感は区別しましょう。

自分の伸び代を長くする

物事を自分の考えや経験だけで判断していませんか?

管理職として1on1などで話を聞くと「自己中心バイアスが強い人」がいる

というか結構多い

そもそもこの自己中心バイアスは何か?

「物事を評価する際に自分中心の視点が強すぎる傾向」

結果的に全体を見ているようで見れていない感じで

自分の考え方がとても強めな感じです

自己中心性バイアスが強すぎるデメリットは

①コミュニケーションが難しい

②新しい意見が出にくい

③成長を止める

自身の考えや行動で結果を出してきた人は今までの方法が会っていたことは理解できます。

自己中心性バイアスに影響を与えるのは

育ってきた環境で、先輩や上司が自己中心バイアス強い人から教育を受けてきている印象です

でも、今までの環境と今の環境は違いませんか?

今までは思考が似ている人の集まりだったかもしれない

だからうまくいったのかも・・・

今の環境はどうでしょう?

今の周りの人達、今の自分の立ち位置・環境が違いませんか?

以前の方法ではうまくいかないことが多々あると感じている場合

自己中心バイアスの影響を軽くした方が良い

そのためにリーダーは フィードバックすることだったり

「この視点で考えるとどう」

みたいな問いかけをしていくと良いです。

バイアスが強うい人は一筋縄ではいかない

でも、チームとして大きく成長するために

自己中心バイアスをほぐしていく

その環境にあった適切な答えを見つけていきたいですね。

メンタルの話し

管理職が自分のメンタルを維持する方法は?

管理職の自分とプライベートの自分を分ける

管理職になり大きな仕事の1つとして

「部署からのクレームを聴く仕事」が大きい

例えば

「あなたの部署のAさんなんとかして」

とか

「対応が悪い 指導がなっていない」

とか

自分の部署からもクレームは多い

「あの人仕事しない」

とかとか 基本的に褒められることより厳しいことを言われることの方が多い

まぁそんなもの

心の声としては

「知らんがな」

って思うこと多々あり

それでは良くないから事実関係を行い改善していく

改善も全てがうまくいく訳もなく

自分の力量不足に参ってしもうこともある

管理職になって精神的に疲れて休養に入る人も結構いる

そんな中自分はどうやってメンタルを維持しているか?

自分が非難されているとは思わない

管理職という役割を演じている自分の力量不足

これは他人事にしているわけではない

仕事場での役割に対して言われていることだから仕事が終わったらそんなクレームや厄介な仕事は職場のロッカーの中に置いていく

次の日結局ロッカーから出さないといけないけれど・・・

それは仕事なので向き合うとして

管理職の自分が抱える悩みを四六時中持っていたら疲れてしまう

とりあえず職場のロッカーに置いていこう!

っていうのが僕の方法 そりゃ持ち帰って頭悩ますこともあるけれど

悩むことなんか他にもたくさんあ

家庭のこと お金のこと 老後のこと

全部抱えていたらしんどい

だから仕事の悩みは職場に置いて帰ろ

ありがとさんです!

役割を分担した結果

部署としてやる仕事は色々あります

各業務には専門的な知識と技術が必要です

必要な知識も技術も上がってきています

ですが 全てのスタッフが全ての業務に対しての知識と技術を最上級にすることは難しいです

理由は業務の向き不向き 興味の度合い 好き嫌い があります

好き嫌いは大きく影響します

好き嫌いが興味の度合いに影響し知識や技術に影響します

好きな業務は得意な業務になっていきます

嫌いな業務

嫌いな業務は伸びません

大事な仕事であっても 嫌いな仕事は手を抜いてしまう

すると スタッフの間に温度差が生じてしまい 不満に繋がってしまいます

『社会人なんだから 仕事なんだから どんな仕事も ちゃんとやろうよ』

この感覚は人それぞれで 自分は他で役割を果たしているからと思っているのかもしれません

やってくれる人が仕事をしてくれるから組織としては全ての業務が出来ていますが・・・

これで良いのか悩みます・・・

不満への対応

チームのリーダーになると不満を聞くことが多くなる

「あの人は仕事が出来ない・・・」

「あの人は仕事しない」

「仕事が出来ないあの人と給料がたいして変わらない・・・」

いろんな不満、時に悪口

※大前提:僕には人事権は無いし給料も決められない

聞いて欲しいだけの不満

僕に与えられている権限が解っていて色々な不満を言ってくる

この不満は傾聴しかできないし相手もそれが解っていると思う

きっと、自分の気持ちを解っていて欲しいのかな?って思って聴く

考え方は色々だからそりゃ不満もあるよねって感じで聴くけど

聴くのってすごく大変!!

どうにかして欲しい不満

「あの人は仕事しない」

これはどうにかして欲しい不満

これには対応しないといけない

でもいきなり注意しない

明らかに仕事してなかったら(漫画読んでたり、寝てたり)注意して終わりだけど

まずは事実の確認

呼び出して話を聴く

僕はズバッと聴く事が苦手だから周りくどくなっていると思うけど・・・

まずは事実の確認

不満を言ってる側の間違いな時もある

話を聴かずに注意はしない

そして不満を言ってる側の勘違いであればそれはちゃんと伝える

これがひとつのパターン

次ももう少し考えてみたいと思います・・・

セミナーを計画!!

組織マネジメントを学んでいく方法として今までは

  • udemy
  • podcast

などで行っていましたが、

この度、講師を依頼して行うリーダーとして成長するためにセミナーを計画しました!

6ヶ月にわたるワークショップです。

興味がある方はセミナー案内のためのプレセミナーへご参加ください。

成果を出すには?

医療業界で成果を出すとはどういうことか?

病院の経営者ではなく現場で働くスタッフに求める成果とは?

個人個人の仕事・役割

医療技術職は医師の指示に答えることが仕事です

もちろん、医師に治療法について意見を述べたり提案することもあります

患者のために医師の指示の元に最良の医療を提供することが役割であることは間違いないかと思っています

リーダーの仕事・役割

マネジメントとは「成果を出すこと」ということはいろいろな本を読んで理解できました

問題はその「成果」です

個人の仕事は医師に指示の元に最良の医療を提供するために技術・知識を使うこと

ではその個人個人をまとめるリーダーの役割は

  • 個人個人の技術・知識を高めるサポートをすること
  • 個人個人の特徴を最大限に発揮できる場で活躍してもらうこと

この役割を果たすことが「成果を出すこと」と思っているのですが・・・

何か違和感と物足りなさ・・・

評価

今の僕が考える「成果」は数値で表すことができないんですよね

成果が出ているのかの評価がわかりにくい

そのために

関わる医師に採点してもらう?スタッフにテストする?

定量評価ができた方が個人個人の評価はしやすいですが・・・

リーダーとしての新たな課題

成果についてはまだまだ頭を悩ませます

そして今回出てきた新たな課題

スタッフの評価その中で「定量評価」と「定性評価」

リーダーとして課題は山積み・・・

「成果」について悩む・・・

前回、組織マネジメントについて改めて振り返りました

その中でマネジメントとは「成果」を出すことと書きました

その「成果」について悩んでいます・・・

成果とは「あることをして得られる良い結果」である

では、医療技術職の成果とは

医療技術職により異なる成果

医療技術職は多くの職種があり、「成果」は職種により違うと思っています

全ての技術職に共通している「成果」はきっと「患者の病気を治す」ではないでしょうか

そのために職種による専門的な知識と技術を提供することが技術職の仕事です

と言うことは

医療技術職の「成果」は専門的な知識と技術を提供することが「成果」?

専門的な仕事の「成果」

医療技術職は職種により行える医療行為が異なります

僕の仕事は医師の指示がないと行うことはできません

だから、医師から指示を受けて仕事をします

依頼を受けた仕事を無事に終わらせることが医療技術職のひとつの「成果」として考えて良さそうですが・・・

個人の成果と組織の成果の違い

「成果」について考えてみると個人の成果と組織の成果は違うことに気付きました

ここまで考えてきたことは「個人の成果」で

「医師からの依頼を安全に完遂させること」

が医療技術職の個人の成果と言えそうです

当たり前といえば当たり前ですね、そのために学ぶわけですし、それが仕事ですから!

じゃぁ「組織の成果」は?

「個人に成果をあげさせること」?

「より多くの仕事を行うこと」?

「組織の成果」についてはもう少し整理したいと思います・・・